すずつきのLOGBOOK

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夏季休業28日目_「カタカナ語、わかりにくくね?漢字、わかりやすくね?」を調べる。Ⅻ

こんにちは、すずつきです。

 

今日は約一か月にわたってやってきたことをまとめて、この話にケリをつけたいですね。それが終わり次第、この「明日考えること」を改名したいと思います。

 

今月の話題は「カタカナ語わかりにくいのにそういう言葉たくさんあるよね。」という疑問から、

 

Ⅰ:表意文字表音文字のわかりやすさの解読

Ⅱ:例「コンテクスト」と「メタフォリカル」の英字や漢字としての理解

Ⅲ:やっぱり表意文字(漢字)の方が伝わりやすいよねという確認

Ⅳ:明治期の訳語 造家→建築になぜ変わったか

Ⅴ:造家、建築の意味の解読

Ⅵ:建築→わかりやすいよね ランドスケープの漢字ってないよね

Ⅶ:landscapeの「景観」と「ランドスケープ」という訳語への疑問

Ⅷ:カタカナの「ランドスケープ」が持つ意味の解明

Ⅸ:日本語の「造園」は訳語として適切か否か

Ⅹ:では造語を作ってみよう「景築、景建」という造語の仮設

Ⅺ:上記の造語の検討と「景建築」という提唱(直訳の景観建築は使わない)

  そして、それがふさわしいとしたらなぜ普及しなさそうなのか。

 

という系譜を辿り、今回に至りました。

そして、カタカナ語がわかりにくいのにそういう言葉がたくさん聞くようになったのは、言語に対するイメージが個人的見解ながら、漢字は重厚でカタカナは軽快なイメージを与えることが原因と感じ始めたのです。

そこで一つの矛盾が生まれます。それはわかりやすさと普及のしやすさは比例しないということです。新しい言葉に対するハードルは中身よりまず、親しみやすさが最初に来るのだと思います。

実際、所謂横文字というものを使いたがる人はいますが、漢字を積極的に使う人はいません。

レイヤーを画層という人は少ないでしょう。

 

結論として私は親しみやすさがカタカナ語わかりにくいのに使われる一番の要因と思いました。

 

そしてこれは書き言葉ベースで記述しているため、話し言葉についての視点も必要になると思います。書き言葉では文字の形状から意味を読み取れるので、漢字が適し、話し言葉ベースだといくらわかりやすい漢字を持っていてもそこに音は含まれないので、カタカナが適しているという見方もできると思います。

そもそもの私の疑問は、話し言葉ベースの疑問を書き言葉として仮説、検証していたのかもしれませんね。と、なれば、ふと思った疑問に対しての定義や、その認識の範囲の設定をしっかりとやる必要があるかもしれません。

 

この話をやりたかったのは、疑問、調査、仮説、検証の行程を文字で書く上で経験してみたかったからです。その点において、色々ずぼらな点はあると思いますが、仮説を立て、検証することができ、様々な反省点が得られたのはよかったと思いました。

 

明日からも何か別のシリーズをやりたいですね。

それでは、おやすみなさい。

 

PS:今日も朝から運動したものの、太ももがバキバキの筋肉で大変です。